自分たちが得意なこと

自分たちが得意なこと

あけましておめでとうございます。

と言うには少し遅いですね。
既に年が明けて10日が経っています。
つまり、今年1年の約36分の1が終了したことになります。
(ちなみに11日になれば33分の1、12日になれば30分の1になりますので、
気をつけなければいけません。
自戒を込めて、1日1日が大事、と言う話です。)

年明け最初の仕事は、昨年に引き続き京都のメーカーさんとのお仕事でした。
昨年から継続的に、クライアント会社様が抱える様々な案件、課題について、
解決に導くことを目的に、具体的なソリューションに向けたアクション・手法を懇切丁寧に仔細に提供させていただいております。

さて、
今回のタイトルにもあります。
「自分たちが得意なこと」
の自分、ですが、
これは私たちを指して「自分」と言っています。

つまり、今回書くのは、
私たち、「エンタトニック」が得意とすることについてです。

世の中には言うまでもなく、多くの人がいて、
言うまでもなく人それぞれに経験があり、強みがあり、
専門知識や知恵があり、また、
そのそれぞれの違いにこそ価値があります。
そのそれぞれの経験や強みに確固たる価値が見出せた時、
ある人はビジネスを起こし、
誰かの弱みを補完することでそれを成立させます。

そして、その人もまた、
何かの弱みを必ず持っていて、
誰かの強みや得意なことに対価を払い、それを使用します。

私たちは自分の経験やノウハウを、
それぞれに課題を持った会社さんのお困りごとの細部に照らし合わせること、
ぶつけること、当てはめること、で見えてくる具体的な解決策を導き出すために使用します。
つまり、
私たちは「自分の得意なこと」がマッチする「お困りこと」しか解決することはできません。

地方に住んだことはありませんので、
地方創生を在住者の視点で語ることはしませんし、
工場経営をしたことはありませんので、
工程表の細部に口を出すことはしません。
デザイナーの感性はデザイナー自身が語るべきことですし、
企業買収や売却をしたことはありませんので、M&Aや企業のエグジット戦略を語ることはもちろん出来ません。
まだ何も社会にインパクトを残していないし、決算を迎えたことが無いので、
法人税さえ払ったことがないような自分がアントレプレナーを語るなんて絶対にやりたくないことです。
ちょっと例が極端になってしまいました。


本で読んだだけ、誰かの話を聞いただけ、
セミナーに参加しただけ、
自分の経験則に当てはめれば、経験はしてなくとも何となくわかる気がするだけ・・・。

私たちはこのレベルで何かを語ることは決してしません。
必ず、自分が直に経験したこと、
行動してわかったこと、
実際にやってみたこと、
これらを基準にソリューションを提案いたします。

私たちが得意なことは、
「店頭に関わること」
です。

オンライン・オフライン、どちらも店頭と言えますが、
どちらかと言えばオフラインの店頭です。
つまり、実店舗です。

ご自身のプロダクトが最後「店頭」に並ぶことを想定して作られているメーカーさん、生産者さん、クリエーターさんのお困りごとが以下であれば、
私たちはそれを高い確率で解決に導くことが出来ます。

・商品がバイヤーに買って貰えないなら買って貰えるようにします。
・イベント出店したいならできるようにします。
・儲かる常設店を出したいならその算段を組みます。
・店頭に出しても売れないなら売れるようにします。
・気に入った店舗でもう一度チャンスが欲しいのならば、
 もう一度チャンスがもらえるようにします。
・販売員の質が上がらないなら質を上げる方法を教えます。
・集客、顧客が増えないならば増やす方法を教えます。

以上7つの項目には、
多くの果たすべき業務・成果物が潜んでいます。
取り掛かっているけど結果が出ないのならば、
その「やり方」に必ず問題があります。
一気に消化出来ないのならば、せめてどこから手をつけるべきか、
を「ロジカル」に判断する必要があります。

そして、
全ては「計画=設計図」の元、執り行われなければいけません。
計画は、スタートからゴールまで、
全ての業務パーツ、成果パーツが一本の線(レール)で引かれるべきものです。
最後全てのパーツを並べてみたらきちんと設計図通り一本の線になっているならば、どこの部分から手を付けても構いません。
しかし、大抵何か「うまくいかない」時は、
その部分部分で作ったパーツを並べてみると、一本の線(レール)になっていないのです。
スタート地点から離れているもの、
ゴールとは明後日の方向に向いているもの、
目の前には繋がらないパーツたちが無数に転がってます。
行き当たりでこのパーツをくっつけて線にしようとしても、
ほとんどの場合上手くいきません。

当然ゴールには辿り着けません。

これは、
計画=設計図が、
計画と呼べるものになっていない、
もしくは設計図がそもそも無いことが全ての原因です。
ある部分のパーツを作る(特に製品を作ること)は滅法得意で、
しかも誰にも負けない。
けれど、「店頭に出して」「売れる」ことをゴールにした時に、
自分の作ったこの最高の製品がどうにもゴールまで走ってくれない。

なぜだろう?

一つだけ大きなヒントがここまでの文章にあります。

答えは「パーツ」です。

製品を作ることは大きな計画=設計図の中の、
あくまで一つの「パーツ」であることを理解するだけで結果は大きく良い方へと変わります。
このパーツを計画=設計図に当て嵌めて、
きちんとした「ロジック」=「思考や行動の順番」を組むことが出来れば、
必ず。

もう一度言います。
「店頭に出して」「売れる」ことをゴールにする際、
あくまで製品は「パーツ」の一つになるのです。
長い長いスタートからゴールまで、たくさんのその他のパーツを一本のレールのように、びっしりと計画通り敷き詰めることでしか、
このゴールのテープを切ることは出来ません。
そして、このゴールを駆け抜けた製品だけが、売れる「商品」になります。

今お手元にあるパーツ、
その製品、
光り輝くパーツです。

せっかく作ったその最高のパーツ(製品)をレールに乗せてゴールまで導いて行きませんか?

そのために、私たちと一緒に欠けている他のパーツを探しませんか?

私たちの得意なことは、
その製品をゴールまでお届けするための、一本のレールの設計図をメーカーさん達の様々な状況に合わせて作成し、ご提供することです。

今年もよろしくお願いします。

管理人H