Y’s Tea宇都宮紅茶ストーリー

Y’s Tea宇都宮紅茶ストーリー

先日、友人を訪ね宇都宮にお邪魔しました。

お目当てはこちら、
「Y’s Tea」の紅茶とY’s Tea社長の根本さん。

何を隠そう、
この根本さんこそ宇都宮=紅茶の図式を確立させた張本人なのです。
根本さん、
実は私安藤と同級生。
今から13年前に一念発起で超大手企業を脱サラされて、
故郷宇都宮に舞い戻り、故郷のためにそして人のために何か出来ないかと、
「紅茶」を素材に様々な啓蒙・普及活動に邁進されて来た方で、
とにかくその足跡が凄い。

今から十数年前の当時、贔屓目に見ても閑古鳥が鳴いていた、
宇都宮オリオン通りに切り込み隊長ヨロシク、
勢い良く紅茶専門のカフェをオープンさせると、
まずは手始め、とばかりに、

毎日美味しすぎる紅茶をお客様に提供しまくり、
人々を笑顔にする。


という史上類を見ない「暴挙」で、
帝国ホテルラウンジなど、日本でも限られた店しかその栄冠は手に出来ない「おいしい紅茶の店」認定を取得。

さらに、その後もその手を決して緩めずに、
緩めるどころかG1前の競馬馬の追い切りを365日続ける勢いで、
2010年には宇都宮を国内紅茶の消費量日本一に押し上げる立役者となってしまいます。
並行して、ありとあらゆる「人・もの・場所・コト」と積極的に紅茶をコラボレーションさせた、「完全オリジナル商品」を次々と生み出し、
そのどれもが業界内外を問わず大反響。
多くのマスコミにも取り上げられています。

そもそも、Y’s Teaの紅茶は根本さん自らの「ハンドブレンド」で生み出される商品です。
だから、全てが完全オリジナルになって当然。
他が真似しようにも絶対に真似できない、
マエストロの手仕事だけが生み出すことが出来る芸術品。
そこに商品として最大最強・唯一無二の魅力が詰まっています。

ちなみに、
コラボレーション相手は栗・りんご・ぶどうのような食素材はもとより、
餃子、おにぎり、スイーツ、JAZZ、ミュージシャン、駅や観光地、ホテルなど、多岐に渡ります。
「そのテーマを紅茶で表現するって、どういうこと?」
と普通は思うようなお題を、あら不思議。
根本さんの手にかかると、「飲むとJAZZが聴こえてくる紅茶」が本当に生まれてくるから凄い。

同時に、紅茶を通じた体験活動教育に尽力され、
市内の小学校他ご自身の店ではもちろん、英国大使館等でも「紅茶教室」を開催。
その盛況かつ多忙なる内容はY’s TeaのHPなどでもお伝えされています。

そして遂に昨年、
継続的な青少年教育に貢献された功績を讃えられ、
文部科学大臣賞(中小企業部門)に選ばれることとなりました。

そんな、文字通り熱意とバイタリティとセンスと体力、
つまり総じて言えば、類い稀なる人間力でここまで突き進んでいらした根本さん。
名実ともに「名士」と呼ぶに相応しい方ですし、
何よりもとにかく誰もが「卒倒しそうなほど美味しい」紅茶を作る方です。

もう少し文字通り「踏ん反り返って」もバチは当たらなそうですが、
ここは彼本来のお人柄、
常に謙虚で前向きで、人に優しいまま、
10年前に出会った時の根本さんのままでいらっしゃいます。

これ以上私が根本さんの功績をここで書き連ねるよりも、
すでに世に中にある記事やHP、ブログ等をご覧いただいた方がよりわかりやすく、詳しいので、是非そちらをご確認くださいませ。

さて、
私が今回こちらのブログで紅茶仙人根本さんを引き合いに出させていただいて、申し上げたいことは以下。

プロダクトのオリジナリティとブランディングについてです。
Y’s Teaがなぜ成功しているのか。
それを解く鍵は、この二つの要素を高いレベルで体現出来ているから、に他なりません。

もちろん、
誰でも真似できることではありません。
むしろ、誰にも真似できないからオリジナリティが宿る訳です。

しかし、
商品特性・キーワードから導き出される、
成功するモノつくりのセオリーの一つや二つは導き出せそうです。

Y’s Teaが兼ね備える「商品特性」

1・紅茶という「食」が素材であること
2・加工・生産に必要な設備投資がそれほど必要ないこと
3・商品ロットが比較的少ないこと
4・商品重量が軽いこと
5・コラボレーションやカスタマイズ対応、可変対応が可能なこと
6・商品供給のリードタイムが短いことで、追加生産・受注生産が可能なこと
7・大手メーカー含め、他の誰にも同じものが作れないこと
8・新商品開発に於いて「ベース素材開発」が必要ないこと

など

また、
ブランディングの側面としては、
1・まず味が「最高」であること
2・限定商品企画が多数あること
3・一定のサイクルで新企画・新商品が出ること
3・公的機関(協会・省・学校など)のお墨付きがあること
4・宇都宮だけにあり続けること
5・路面店を構えていること
6・ファンとに交流機会を持つこと
7・社長がイケメンであること

など

産地・素材・アイテム・人的資源・資金などなど、
作り手の条件が様々なのはもちろんですが、
モノ作りや商売をなさっている方が、
このY’s Tea根本さんの例を「紅茶だから」「畑違いだし」「ウチは装置産業だから」と切り捨ててしまうのは本当に勿体無いことだと思います。
地域と人をモノとコトで繋ぎ、地域外から人を呼び寄せる事業モデル
の成功例として、これ以上ないほどの完成度を誇る事例です。

是非、実際に宇都宮にお越しの際には、
「最高の紅茶」と美味しいスイーツを楽しみながら、
Y’s Teaの心意気を感じ取ってみてください。
もちろん、全国どこにいてもY’s Teaの紅茶は楽しめます。

Y’s Tea オンラインショッピング

必ず勉強になること間違いありません。

それではまた。

 

管理人H